H230429中山道(和田古峠-長久保宿)今日は平成23年GW初日、先日の下諏訪宿から和田宿方面へ10.5km付近(標高1250m)からのスタートとなった。和田古峠は標高1531mで中山道の難所で知られていた。これから登る峠近くは急坂で風雪の時は旅人も人馬も難渋したそうで、まさにトレイルラン気分だ。 この花は猛毒を持つハシリドコロと言うそうだ(himekyonさん、ひぐらしババさん、花大好きfuさんありがとうございます)、名前はジョギングを趣味とする私にピッタリ合う。由来は誤食すると幻覚症状を起こし所かまわず走り回るそうだ。 長さ55m、幅2.3mの片屋根を掛けたもので人馬の待避所には絶好の施設だった跡地。 峠手前付近から岡谷方面を望む。高い山は御嶽山、乗鞍岳だろう。 峠を越えて和田宿方面に下る。この近くには湿原もあり夏にはぜひとも訪れたい。 歩きにくい石畳の道を駆け足で下って行くと建物が見える。 ここは「接待茶屋跡」。接待茶屋とは「中村有隣」によって作られた施設で、無料で人に粥を、馬に煮麦を施したとしてあった。建物の道路反対側脇には「湧き水」が汲めるようになっていて、たくさんの水を汲んでいた、私も少し飲ませていただき火照った身体を冷やした。 敷地内に咲いていたタチツボスミレ(たけぽさんありがとうございます) 江戸より五十一里の唐沢一里塚。 この花は初春の花ダンコウバイ。 大出バス停。この街道ではバス停が茅葺で作られており趣があって良いですね。 和田宿脇本陣。 和田宿本陣、ここに皇女和宮様もお泊りになったのだろう。 和宮様の一向は3万人に及ぶとされており、時期は10月20日京都を出て11月14日に江戸に到着、この和田宿は11月6日に泊られ、屋根のある場所に泊まる人は限られているため、ほとんどの人が野宿だったと想像され寒かっただろうと想像する。 当時の高級な籠、和宮様が乗っていたのかどうかはわからない。 微笑ましい道祖神 里に降りてくると新緑もあちこちに! 畑が肥えているほどミミズがたくさんいるため、ミミズを碑にして祀ってあった。 表情が豊かなミミズさんです。 ソメイヨシノでしょうか、桜が満開です。 クサボケの花が迎えてくれる長久保宿手前です。 長久保宿の問屋さん、今日は昭和の日、国旗掲揚の習慣をありがたく思います。 長久保宿本陣、高札場もあり本陣の当主は上の問屋も努めており真田雪村の娘が嫁いでいる。 今日の中山道ランはここまで 妻は次の芦田宿で待っているため、迎えに来てくれるよう連絡を入れる。 妻と娘は美ヶ原・蓼科高原・白樺湖などあちこちを観光していたようだ。 遅い昼食を信州蕎麦のお店でいただき、途中の温泉で疲れを癒し充実感あふれる1日を終了。 |